幸せをめぐる冒険  学生と社会人の旅の違い

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学生と社会人の旅の違い

 2008-11-08
このに出る前、世界には危険な場所があると想像していて、自分はそこに行ってみたいと思っていました。だけどをしてみると、意外と安全だったり、難しいと思っていたことが思いのほか簡単だったりすることが分かりました。
前に見えるトラックには、陽気なチベタンが荷台にいっぱいに乗って何か歌っている。
それを横目に見ながら僕らのトラックは追い抜き、ひたすらラサを目指す。
歩いてラサに向かっている人もいる。ヒッチしてるチベタンもいた。
みんながいろんな方法で、いろんな思いでラサを目指している。

2001_china16 遠くには雪山が見えてくる

2001_china17 ラサまであと少し
今までの文章は、当時の日記をベースに人に読んでもらえるような感じに書き直している。
当時の日記を原文のまま載せてみよう。と思ったけどやっぱりやめた。
生々しすぎてなんか恥ずかしい気もする。


今日は大学のときの友達とスープカレーを食べてきた。
友達は今年で仕事を辞めてしばらくどっかに行く予定だそうだ。
サハラはいいよ、南米も最高だよ、と色々吹き込んでおいた。

同年代の友達と話しながら、社会人になってのについてちょっと考えてしまった。

社会人になって行に出てみると、学生の頃時間を気にせずに出ていた自分にとっては、あまりに時間的なゆとりが無くなっていることに気付く。それは単純に時間が無い、ということ以外にゆとりを持つ気持ち的な余裕が無いことの方が大きいかもしれない。
学生の頃と、社会人になってからもちょこちょこと国内も海外も行っているのだけど、そこで会う人たちは大きく2種類に分けられる。
それは、数日の有休を取って忙しくする人たちと、バックパックで何年もしている人たちだ。
(それぞれの人たちは出会う場所も違っていているのだけど)
日本人は数日の短期行者か、数年の長期行者になるしかないのだろうか。
好きな人は、少なからずレールの上を走り続けるか、止まってレールから外れてしまうか、の究極の選択を迫られていると思う。

何年もを続けている人たちは、みんなそれぞれの世界観を持っていて中には哲学者であるようなことを話す人もいる。このから10年近く経って、その時は分からなかったけど今になってふと思うこと、気がつくことがある。

学生の頃のと、社会人になって数年経った後のは明らかに違う。(たぶん)

学生時代は何だかんだ言ってもまだ帰るところが用意されているし、最悪の場合には親のところにとりあえず戻ることもできる。
学生でいればすぐにやり直せたり、色々な機会もある。どこかで安全が確保されている。
僕は大学生というレールに乗っていたのだけど、そんなの昼間の山手線でちょっと降りてしばらく遊んで、終電が無くなる前に帰ればいい。というものだったのだ。

これが社会人になって数年経った後のとなるとそうはいかない。
一度電車を降りると次の電車を見つけることは難しかったりする。
次の電車の予約チケットを持っていれば話は別だけど。
満員電車の中央線に乗って、気がついたら富士山が見えるようなところまで来てしまって、そこで降りる勇気のある人はあんまりいないと思う。
その電車は終電かもしれない。
いつになるか分からない電車を待つか、道を探しに出口の見えない樹海に出かけるしかない。
仕事を辞めて長期行者になった人たちは、出かけた人たちなのだろうか。

そう思うと、以前書いたことを振り返ってみると、僕はまだをしたことがないことになる。
 20080622:あわてず、あせらず、あらそわず、あてにしないで、あきらめず

だからといって長期行者になりたいかというと、そうでもない。
結局、は好きだけど何年もを続けるようなことはできない。
学生の頃はそれもいいなと思ったけど、社会人になって数年経つと自分はそっちの人間じゃないんだろうなと感じるね、なんて事をビールを飲みながら友達と話した。

まぁ、今そう思ってるだけで、何が起こるかは分からないけど。
 「それが最善の選択だったかなんて、いつだって分からない。」
そんなことをタイで会った行者と話したっけな。

それと、色々なところに出かけていると感動も薄れてきて、結局初めて行った海外が一番濃かった気がする。僕の初めての海外はシンガポール。今となってはなんという国でもないのだけど、あの時は毎日が冒険で感動していた。
これから感動したり、興奮するような出来事は、海外に行くことではないのかもしれない。

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【2009/01/17 23:13】 | # | [edit]












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