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The Road to Tibet by HitchHike
2008-10-24
日本を出てから、チベットに着くまでの2週間ちょいは日本人に会うことが無かった。一人でいて、情報が何も入ってこなくて、「ゴルムドの駅前辺りでヒッチハイクしてラサに行けるらしい。」というネットの掲示板かなんかの情報だけをそのまま信じてここまで来てしまった。
本当に行けるのか? ヒッチハイクで。チベットへ。
もっと情報が欲しいけど旅行者には会わないし、外国人はチベットに入るためには正規のルートでパーミッション(許可証)が必要だ。
パーミッションなしのチベット入りは違法だし、おおっぴらに中国人に聞くのも気が引けた。
ヒッチハイクで行こうと思ったのは、恥ずかしながら大学受験中に電波少年で猿岩石を見て、単純に面白そうだなーと思ってしまったからだ。そんな「冒険気分を味わいたい」という思いが90%と、ヒッチハイクが一番安くチベットに行ける方法だったから、というのが10%。
この前の夏に、札幌−埼玉のヒッチハイクをしていたので、まぁ何とかなるだろう、と気楽に考えていた。
ゴルムド駅には夕方着いて一泊くらいしようかと思ったけど、ヒッチハイクポイントの確認のためにも駅前をウロウロしてみる。
まぁ特に何にも無い。何にも無いところに、トラックターミナルみたいなところがある。
ターミナルといってもトラックがただ単に集まってるだけなんだけど。
試しにと、
「至 拉薩」 (ラサまで)
と書いた紙を掲げて、駅前に泊まっているトラックを訪ねてどこに行くのか聞いてみる。
聞いてみる、と言っても全然言葉が通じないので、「ラサ! ラサ!」と言って回るだけだ。
あまり相手されないのと、本当にここでヒッチハイクできるポイントなのかも分からない。
外国人がヒッチハイクでチベットに入るのは違法だ。
あんまり目立って公安にでも捕まったらシャレにならん。
しかも、中国人も外国人のヒッチハイカーを乗せるのは違法なのだ。
公安に見つかるとドライバーは免許を取り上げられてしまうらしい。
ダメだったら明日また出直そう。そう思って一回りしてみる。
そうしている間にも、周りのトラックはどんどん出発していく。
闇バス(寝台)っぽいバスがあって、運ちゃんと紙の上の筆談をしてみると「1200元」なんて書いてくる。えらく高いくないか? (18000円くらい)
いや、高いというのも感覚的なもんで、相場感も全然分からなかった。
何台か闇バス(寝台)っぽいのと交渉すると600元まで下がった。
まぁこの辺が妥当なのかな・・ 寝台ならスペースも広そうだし、他に旅行者もいるかもしれないしと思い、迷っていると一人の若い運ちゃんが何やら声をかけてくる。
紙の上に、「貨車 500元」と書いてきた。
「貨車」? 運ちゃんが指差す方向にはトラックがあった。そうか、貨車ってトラックか。
500元なら寝台バスよりちょっと安いな、と思ったけどトラックだ。
俺はどこに乗るんだ? まさか荷台じゃぁないよね。
前の交渉で、寝台バスが半額まで落ちたので「300元」と書き返すと、運転手は「ダメダメ」といった顔をするが急いでいるようで、僕が折れないのを見ると「400元」と書いてきた。
あっと言う間に100元も落ちたのを見て、まだイケそうなので300元で何とか決めたい。
そうこうしてるうちに、ターミナルには貨車の運ちゃんと僕と、遠くに何台かトラックが見えるだけになってしまった。
運転手と同乗者が何やら叫んでいる。
出発が近いらしく、荷台を閉めたり、エンジンをかけたり慌ただしくなってきた。
運転手以外がトラックに乗り込むと、「あーもう、300元でいいよ!」という感じだったので、紙の上で「拉薩」という言葉と「300元」という言葉だけを確認してトラックに乗り込んだ。
トラックは僕がドアを閉めるのを待たずに、ラサを目指して進み出す。
中国の長距離電車で疲れた体に、さらに鞭打つような移動だった。
ラサで旅行者と話したら、ゴルムドまでのヒッチ料金は200元〜700元まで差があった。
200元〜500元くらいで来れていたのは女の子だけだったので、300元はナイスプライスだ。
The Road to Tibet
ヒッチハイクでお金払うの? って思うかもしれないけど、満足な交通機関が無いこの辺りじゃ移動手段の一つなのだ。(たぶん)
車が走っているだけで奇跡、なんて場所もある。
瀋陽で行き先のよく分からないタクシーに乗って途中で行き先を確認したけど、もう途中下車できるような状態ではない。ラサまで運命共同体だ。頼むぜ運ちゃん。
ちょっとした猿岩石の旅への憧れと、思いつきのチベットヒッチハイクはこうして始まった。
パーミッションなしのチベット入りは違法だし、おおっぴらに中国人に聞くのも気が引けた。
ヒッチハイクで行こうと思ったのは、恥ずかしながら大学受験中に電波少年で猿岩石を見て、単純に面白そうだなーと思ってしまったからだ。そんな「冒険気分を味わいたい」という思いが90%と、ヒッチハイクが一番安くチベットに行ける方法だったから、というのが10%。
この前の夏に、札幌−埼玉のヒッチハイクをしていたので、まぁ何とかなるだろう、と気楽に考えていた。
ゴルムド駅には夕方着いて一泊くらいしようかと思ったけど、ヒッチハイクポイントの確認のためにも駅前をウロウロしてみる。
まぁ特に何にも無い。何にも無いところに、トラックターミナルみたいなところがある。
ターミナルといってもトラックがただ単に集まってるだけなんだけど。
試しにと、
「至 拉薩」 (ラサまで)
と書いた紙を掲げて、駅前に泊まっているトラックを訪ねてどこに行くのか聞いてみる。
聞いてみる、と言っても全然言葉が通じないので、「ラサ! ラサ!」と言って回るだけだ。
あまり相手されないのと、本当にここでヒッチハイクできるポイントなのかも分からない。
外国人がヒッチハイクでチベットに入るのは違法だ。
あんまり目立って公安にでも捕まったらシャレにならん。
しかも、中国人も外国人のヒッチハイカーを乗せるのは違法なのだ。
公安に見つかるとドライバーは免許を取り上げられてしまうらしい。
ダメだったら明日また出直そう。そう思って一回りしてみる。
そうしている間にも、周りのトラックはどんどん出発していく。
闇バス(寝台)っぽいバスがあって、運ちゃんと紙の上の筆談をしてみると「1200元」なんて書いてくる。えらく高いくないか? (18000円くらい)
いや、高いというのも感覚的なもんで、相場感も全然分からなかった。
何台か闇バス(寝台)っぽいのと交渉すると600元まで下がった。
まぁこの辺が妥当なのかな・・ 寝台ならスペースも広そうだし、他に旅行者もいるかもしれないしと思い、迷っていると一人の若い運ちゃんが何やら声をかけてくる。
紙の上に、「貨車 500元」と書いてきた。
「貨車」? 運ちゃんが指差す方向にはトラックがあった。そうか、貨車ってトラックか。
500元なら寝台バスよりちょっと安いな、と思ったけどトラックだ。
俺はどこに乗るんだ? まさか荷台じゃぁないよね。
前の交渉で、寝台バスが半額まで落ちたので「300元」と書き返すと、運転手は「ダメダメ」といった顔をするが急いでいるようで、僕が折れないのを見ると「400元」と書いてきた。
あっと言う間に100元も落ちたのを見て、まだイケそうなので300元で何とか決めたい。
そうこうしてるうちに、ターミナルには貨車の運ちゃんと僕と、遠くに何台かトラックが見えるだけになってしまった。
運転手と同乗者が何やら叫んでいる。
出発が近いらしく、荷台を閉めたり、エンジンをかけたり慌ただしくなってきた。
運転手以外がトラックに乗り込むと、「あーもう、300元でいいよ!」という感じだったので、紙の上で「拉薩」という言葉と「300元」という言葉だけを確認してトラックに乗り込んだ。
トラックは僕がドアを閉めるのを待たずに、ラサを目指して進み出す。
中国の長距離電車で疲れた体に、さらに鞭打つような移動だった。
ラサで旅行者と話したら、ゴルムドまでのヒッチ料金は200元〜700元まで差があった。
200元〜500元くらいで来れていたのは女の子だけだったので、300元はナイスプライスだ。
The Road to Tibetヒッチハイクでお金払うの? って思うかもしれないけど、満足な交通機関が無いこの辺りじゃ移動手段の一つなのだ。(たぶん)
車が走っているだけで奇跡、なんて場所もある。
瀋陽で行き先のよく分からないタクシーに乗って途中で行き先を確認したけど、もう途中下車できるような状態ではない。ラサまで運命共同体だ。頼むぜ運ちゃん。
ちょっとした猿岩石の旅への憧れと、思いつきのチベットヒッチハイクはこうして始まった。



