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マラッカの夕日
2008-08-07
2000年 春。シンガポールから歩いてマレーシアに入り、バスでマラッカに行くことにした。
マラッカに寄る予定はなかったんだけど、大体このあたりで日が暮れるだろうから泊まることにしただけ。だけどこの町が大正解だった。
マラッカは、マレーシアの昔の首都です。
このマラッカ(マレーシア)は、大航海時代のポルトガルに占領された後、オランダ、イギリスの植民地となり、太平洋戦争時には日本の占領下にありました。戦後、再度イギリスの植民地になった後に独立するという歴史を持っています。
という歴史はさておき、僕はこの町がムチャクチャ好き! というほどではないが、ムチャクチャなんとなく好きだ。シンガポールでマラッカの夕日はいいよ、と言われて宿も紹介されたのだが着いたときは何がいいのか分からなかった。
着いてすぐ、一人で桟橋で見た夕日も思ったほど綺麗じゃなかった。
それが、買ったバスチケットを無駄にしてまで延泊してしまった。
フランスワールドカップのアジア代表決勝戦で、岡野が決勝ゴールを決めたジョホールバルを経由し、夕方マラッカに入った。マラッカで降りたとき、バス代を払ってなかったことに気付く。払うつもりは全然あったんだけど、払うタイミングが分からなかったんだよね。(ホント)
泊まった宿は、「Sunny's Inn」。バス乗り場で捕まった客引きのおっちゃんに言われたところだ。偶然にも紹介された宿と一緒だった。
この日から、毎日飲みーの、しゃべりーのな日々が続く。
ちょうど宿に同い年くらいの学生が集まったこともあり、マラッカに来るまでの道のり、学校のこと、将来のことを色々話す。夕日を見ながら話す、飲みながら話す。
東大生で就職を控えてた4年生、同級生の早大生、日本語教師になった獨協大生。みんな同じような悩みを抱えていて、はっきりと言うことはできなかったけど何か思うことがあって一人で来ていた。

そして昼間は、宿の近くのプールで遊んだり、近くの公園で子供と遊んだり。
たった2,3日でなんであんなに仲よくなれたのか分からない。
夕日時になると、ザビエルが祀られているというセントポール教会に自然とみんな集まった。

「日本に帰ったらどうするの?」
「俺は1日から社会人だから忙しくなるよ。」
「留学を考えてるんだ。その前に一回旅に出たいと思って来てみたんだ。」
「日本語学校に行くよ。大学と掛け持ちになるから大変だろうなぁ。」
「俺は・・、大学教授になろうと思う。」
よく分からないけどとっさに出てきたのが、大学教授だった。
小さい頃観た、バック・トゥ・ザ・フューチャーのエメット博士、通称「ドク」に憧れて大学に入った。
あんな破天荒な科学者になってみたい。という、頭の片隅にあった夢(?)だったんだと思う。
ここでの出会いだけで、この旅の収穫はあった。
ここでの経験が、僕をこの後色々なところに行かせる原動力になったのだと思う。
それからもう一つの収穫はこの町自体だ。
何かこの町は、日本の地方に来たような感覚になる。
ここなら明日から生活ができるかも、と思わせる安心感がある。
旅行者がふと寄って、肩肘張らずに町に同化できるのだ。
都市ではないけれど、外国!という感じでもなく、刺激的な場所でもない。
物足りないといえばその通りなのだけど。
この7年後にもう一度マラッカに行った。
引き寄せたのはこの町が持つ雰囲気であり、思い出だったんだと思う。
誤解の無いように言っておくけど、マラッカの夕日は最高です。
それは、ただ単に夕日の美しさだけでなくて、町が持つ雰囲気を一番感じられるときが夕日時なんです。町に着いたばっかの初日には、その雰囲気を感じることができなかったのだ。
最後の晩に、宿でみんなとお別れパーティー。飲んだし、変なものも吸った。
翌朝、マラッカを後にした。
この後バンコクで再会することを約束して。
このマラッカ(マレーシア)は、大航海時代のポルトガルに占領された後、オランダ、イギリスの植民地となり、太平洋戦争時には日本の占領下にありました。戦後、再度イギリスの植民地になった後に独立するという歴史を持っています。
という歴史はさておき、僕はこの町がムチャクチャ好き! というほどではないが、ムチャクチャなんとなく好きだ。シンガポールでマラッカの夕日はいいよ、と言われて宿も紹介されたのだが着いたときは何がいいのか分からなかった。
着いてすぐ、一人で桟橋で見た夕日も思ったほど綺麗じゃなかった。
それが、買ったバスチケットを無駄にしてまで延泊してしまった。
フランスワールドカップのアジア代表決勝戦で、岡野が決勝ゴールを決めたジョホールバルを経由し、夕方マラッカに入った。マラッカで降りたとき、バス代を払ってなかったことに気付く。払うつもりは全然あったんだけど、払うタイミングが分からなかったんだよね。(ホント)
泊まった宿は、「Sunny's Inn」。バス乗り場で捕まった客引きのおっちゃんに言われたところだ。偶然にも紹介された宿と一緒だった。
この日から、毎日飲みーの、しゃべりーのな日々が続く。
ちょうど宿に同い年くらいの学生が集まったこともあり、マラッカに来るまでの道のり、学校のこと、将来のことを色々話す。夕日を見ながら話す、飲みながら話す。
東大生で就職を控えてた4年生、同級生の早大生、日本語教師になった獨協大生。みんな同じような悩みを抱えていて、はっきりと言うことはできなかったけど何か思うことがあって一人で来ていた。

そして昼間は、宿の近くのプールで遊んだり、近くの公園で子供と遊んだり。
たった2,3日でなんであんなに仲よくなれたのか分からない。
夕日時になると、ザビエルが祀られているというセントポール教会に自然とみんな集まった。

「日本に帰ったらどうするの?」
「俺は1日から社会人だから忙しくなるよ。」
「留学を考えてるんだ。その前に一回旅に出たいと思って来てみたんだ。」
「日本語学校に行くよ。大学と掛け持ちになるから大変だろうなぁ。」
「俺は・・、大学教授になろうと思う。」
よく分からないけどとっさに出てきたのが、大学教授だった。
小さい頃観た、バック・トゥ・ザ・フューチャーのエメット博士、通称「ドク」に憧れて大学に入った。
あんな破天荒な科学者になってみたい。という、頭の片隅にあった夢(?)だったんだと思う。
ここでの出会いだけで、この旅の収穫はあった。
ここでの経験が、僕をこの後色々なところに行かせる原動力になったのだと思う。
それからもう一つの収穫はこの町自体だ。
何かこの町は、日本の地方に来たような感覚になる。
ここなら明日から生活ができるかも、と思わせる安心感がある。
旅行者がふと寄って、肩肘張らずに町に同化できるのだ。
都市ではないけれど、外国!という感じでもなく、刺激的な場所でもない。
物足りないといえばその通りなのだけど。
この7年後にもう一度マラッカに行った。
引き寄せたのはこの町が持つ雰囲気であり、思い出だったんだと思う。
誤解の無いように言っておくけど、マラッカの夕日は最高です。
それは、ただ単に夕日の美しさだけでなくて、町が持つ雰囲気を一番感じられるときが夕日時なんです。町に着いたばっかの初日には、その雰囲気を感じることができなかったのだ。
最後の晩に、宿でみんなとお別れパーティー。飲んだし、変なものも吸った。
翌朝、マラッカを後にした。
この後バンコクで再会することを約束して。



