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シンガポール発
2008-08-03
2000年 春。夜中にチャンギ空港に到着してグズグズしているうちに、宿泊案内などは全て閉じてしまった。
タクシーで街に出ようと思って近づくと、運転手は色々と早口でよく分からないことを言ってくる。
英語が理解できないだけなんだけど、夜中ということもあり不安はいっそう増してくる。
そうこうしているうちに午前3時を回り、こんな時間に宿を見つけたとしてもチェックインできるか分からない。ということで、初海外の記念すべき1泊目の場所は空港のベンチになった。
荷物を気にしながら数時間寝ると、外は薄明るくなっていた。体中が痛い。
できるだけ安く街へ行こうと、バスに乗ろうとするが行き方が分からず結局タクシーに乗った。
出発直前にバタバタしていたのと、お金がもったいなくてガイドブックは持ってこなかったのに後悔する。
何かの役に立つようにと、友達から借りた「セインカミュのはじめての海外旅行」という本だけ持ってきていたけど、これは途中で会った日本人を笑わせることにしか役に立たなかった。
今日から1ヶ月の旅が始まる。
シンガポールからカンボジアまで、電車とバスと、何かで移動する。それ以外の予定は無い。
タクシーの運ちゃんには、安く泊まれるところ、とだけ伝えて降ろしてもらった場所が「ブギス」という名前のMRTの駅の近くだった。西友が近くにあって、急に安心感が高まる。機内食から何も食べていないので、お腹はペコペコだ。宿を探す前に、近くにあった屋台でビーフンを食べた。ビーフンは1.5s$(s $:シンガポールドル)だった。100円程度。安い!
店員なのか、知ってる日本語を投げかけてくるおっちゃんがいて、「こにちわ」とか「さよなろ」とか微妙に違っているんだけど、言葉が通じないことで海外にいることを実感する。
さよなろー、と言ってお勘定する。お腹も落ち着いたし、次は宿探しだ。
屋台の人に聞いた安宿を訪ねていくと、1人の日本人らしき人がフロントで何か話している。どうやら満室らしい。話していたのは、同じ飛行機に乗っていた東大の院生で、日本人と会えたことにほっとする。フロントで聞いた近くの別の宿に2人で行くことにした。
泊まったのは、今は営業しているのか分からない「Lee Traveller's Club」。
男女混合のドミトリーで、一泊9s$。600円くらい。
これで、屋台での注文と宿の取り方はなんとなく分かってきた。
なんでもないことなんだけど、一つ一つが新鮮で、感動してしまう。

街中のマーライオン(今は違うところにあります)
セントーサ島、マーライオン、オーチャードロード、ラッフルズホテル・・、一通り観光してMRT、バスの乗り方も覚えてきた。シンガポールは小さいので、慣れてくるとどこでもすぐ行ける。
ただ、人工的すぎるところもあって、街は綺麗なんだけど無機質なところが何か寂しくなる。
セントーサ島は一人でディズニーランドに来ているような感覚だった。
今度来るときは誰かと来たいな、なんて思った。
そごう、高島屋、伊勢丹、PARCO、セブンイレブン、吉野家・・、日本にあるものを見つけると、落ち着く反面、これを見るためにはるばる来たわけじゃないんだけどね、と思う。
宿で会った元教師のイギリス人と飲みに行って、つたない英語で会話して言葉が思いつかずに話すのをやめようとすると「try it!, try it!」と言われたこと。
そのイギリス人からマレーシアのクアンタンがいいと聞いて、予定がちょっと決まってきたこと。
屋台で声をかけられたシンガポール人と住所交換して、本当に手紙が送られてきたこと。
最後の夜に、ラッフルズホテルのバーで飲んだシンガポールスリングがそれほどおいしくなかったこと。
シンガポール自体はそんなに魅力的とは思わないけど、僕にとってはスタート地点で思い出の場所です。
そうこうしているうちに午前3時を回り、こんな時間に宿を見つけたとしてもチェックインできるか分からない。ということで、初海外の記念すべき1泊目の場所は空港のベンチになった。
荷物を気にしながら数時間寝ると、外は薄明るくなっていた。体中が痛い。
できるだけ安く街へ行こうと、バスに乗ろうとするが行き方が分からず結局タクシーに乗った。
出発直前にバタバタしていたのと、お金がもったいなくてガイドブックは持ってこなかったのに後悔する。
何かの役に立つようにと、友達から借りた「セインカミュのはじめての海外旅行」という本だけ持ってきていたけど、これは途中で会った日本人を笑わせることにしか役に立たなかった。
今日から1ヶ月の旅が始まる。
シンガポールからカンボジアまで、電車とバスと、何かで移動する。それ以外の予定は無い。
タクシーの運ちゃんには、安く泊まれるところ、とだけ伝えて降ろしてもらった場所が「ブギス」という名前のMRTの駅の近くだった。西友が近くにあって、急に安心感が高まる。機内食から何も食べていないので、お腹はペコペコだ。宿を探す前に、近くにあった屋台でビーフンを食べた。ビーフンは1.5s$(s $:シンガポールドル)だった。100円程度。安い!
店員なのか、知ってる日本語を投げかけてくるおっちゃんがいて、「こにちわ」とか「さよなろ」とか微妙に違っているんだけど、言葉が通じないことで海外にいることを実感する。
さよなろー、と言ってお勘定する。お腹も落ち着いたし、次は宿探しだ。
屋台の人に聞いた安宿を訪ねていくと、1人の日本人らしき人がフロントで何か話している。どうやら満室らしい。話していたのは、同じ飛行機に乗っていた東大の院生で、日本人と会えたことにほっとする。フロントで聞いた近くの別の宿に2人で行くことにした。
泊まったのは、今は営業しているのか分からない「Lee Traveller's Club」。
男女混合のドミトリーで、一泊9s$。600円くらい。
これで、屋台での注文と宿の取り方はなんとなく分かってきた。
なんでもないことなんだけど、一つ一つが新鮮で、感動してしまう。

街中のマーライオン(今は違うところにあります)
セントーサ島、マーライオン、オーチャードロード、ラッフルズホテル・・、一通り観光してMRT、バスの乗り方も覚えてきた。シンガポールは小さいので、慣れてくるとどこでもすぐ行ける。
ただ、人工的すぎるところもあって、街は綺麗なんだけど無機質なところが何か寂しくなる。
セントーサ島は一人でディズニーランドに来ているような感覚だった。
今度来るときは誰かと来たいな、なんて思った。
そごう、高島屋、伊勢丹、PARCO、セブンイレブン、吉野家・・、日本にあるものを見つけると、落ち着く反面、これを見るためにはるばる来たわけじゃないんだけどね、と思う。
宿で会った元教師のイギリス人と飲みに行って、つたない英語で会話して言葉が思いつかずに話すのをやめようとすると「try it!, try it!」と言われたこと。
そのイギリス人からマレーシアのクアンタンがいいと聞いて、予定がちょっと決まってきたこと。
屋台で声をかけられたシンガポール人と住所交換して、本当に手紙が送られてきたこと。
最後の夜に、ラッフルズホテルのバーで飲んだシンガポールスリングがそれほどおいしくなかったこと。
シンガポール自体はそんなに魅力的とは思わないけど、僕にとってはスタート地点で思い出の場所です。



